去年の読書納めは阿部和重の「シンセミア」だった。 山形県の神町という田舎で起こる事件を俯瞰的に書いているのだけれど、とにかく後半のドライブ感がすごい。読んでいてアドレナリンが出るのを実感できる小説はひさびさだった。 物語の中核を担う人たちの…
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