ヘッドフォン

ヘッドフォンで音楽を聴いていると、当たり前だけどそれは自分にしか聴こえず、周囲の人にはわたしがどんな音楽が聴こえているのかということは全く分からない。でも、わたしの中では色んなリズムやグルーブが響きまくりでもうすごいことになっちゃっている。それってすごく面白い状況だと思う。

他の人が見て想像しうる自分の中の知覚、感覚の質と実際自分が体験しているそれとのギャップ。自分を見ている他者が存在しなければ成立しないわけだけど。

それって誰かと手をつないでいるその触覚とかぬくもりとかにも当てはまるかも。見えないもの。見えないけれど存在しているものの存在。